深夜のオロスコ


♪シュッガッシュガルーン  

♪ショコショコルーン

らーらららんっ らーらららんっ・・・・・・・

近頃、夜が楽しいWISHでーす☆



今日は、最近観てとても感銘を受けた映画をご紹介。

南米コロンビアのエンバーマーのドキュメンタリー。


「死化粧師オロスコ」

そもそもエンバーマーって何?って話?

簡単に説明すると、、

亡くなった人の遺体が腐敗をしないようにする科学的・外科学的処理をエンバーミング
それを施す人をエンバーマーという。

細かい処置方法に興味がおありなら、Wikiってね。


仏教の影響で火葬が一般的な日本では馴染みの無い習慣だけど、土葬が一般的な欧米諸国では極当たり前の習慣。

著名人の遺体保存の目的で処置されることもあったりするみたい。

あとは、遺体に美容を施して、あたかも生きているかのような演出によって、遺族の心を慰めるという目的。
メルヘン女子が憧れるようなシュチエーションね。笑

三原ミツカズ先生の「死化粧師」とか。すごく好きだけど。



でも、この「死化粧師オロスコ」は南米コロンビアが舞台ということで、美しい映像は一つもなし。

肉の器となった「ヒト」が無造作に台に寝かされ、腹から内臓を掴み出され、血抜きをされ、、
空っぽの体内を薬品で洗らわれ、ボロ布を腹に詰められ太い針で大雑把に縫合される。
そして洋服を着せられ、お棺にしまわれる。

ナレーションも音楽もなく、淡々とその作業が映し出され、コロンビアの殺伐とした情景と相まって、何とも言葉にならない気持ちになる映画。

男も女も、大人も子供も、老人も赤ん坊も。いろんな人間の遺体がエンバーミングされる。
もちろんモザイクなんて入ってないし、かなりグロテスク。



でも、ホラー映画のような恐怖感や嫌悪感が全くない。



作りものじゃないからかな。遺体も臓器も血も傷も全部本物だし。
むしろ、そのものに対しては特別な感情が生まれることがなくて、
すごく静かな気持ちで「魂」や「精神」の存在をずーっと考えてた。


魂が抜けた肉体は、本当にただの入れ物みたい。
着ぐるみと同じ。

外見は違えど切って開いてみればみんな同じものが入っているし。
理屈なしに、(肉体って魂の入れ物なんだー)って思う。


大切なものってなんだろ。

「一番大切なことは、目にみえない」
って王子さまも言ってるよ♪



そしてそして、魂のゆくえ。


魂の抜けた肉体は巨大な空洞のよう。
虚無。
その虚無を行動させる魂とは!?



何だか壮大な壁にぶつかってしまったぞ。

私ごときが抱える悩みではないのだろうけれど、、全然見当もつかないけど、、
そんな事を考えていると、すごく安心するのは何でだろう。



今持っている肉体は、1つのところに向かう途中の一瞬なんだろーなー。
ぜーんぶ繋がっている。輪廻転生ってこういうことなの?って何となく感じた。
仏教の観念ってすごいな。


もう少し自分で思念してみて、頭の良い友達に聞いてみよう! そうしよう。



今日はかなりつれづれなるままに。


映画自体は、決してオススメ作品ではないってオチで。




WISH solo art show
FRUSTRATION IN MY BLOOD



【開催期間】

10月11日(日)〜10月25日(日)

オープニングレセプション

10月11日(日)18:00〜 入場無料



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山梨県富士吉田市上吉田1069-4

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皆様のご来場をお待ちしております。


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