もろもろのこと 作品 part1

うぃーっしゅ。

個展開催まっただ中ですが。
風邪をひいたり、旅に出たり、激動の毎日を送るWISHです。

少しずつ作品の紹介と解説をしていくので、気長にお付き合いくださーい。


はじめに。


闇の世界から、未知の光の世界へ。
闇を好み、ひたすら闇を糧に作品を生み続けた者が、光を知り、
闇の世界がより深く暗いことを知り、、、
受け入れ、見つけた心の場所。
それは光と闇の中間に位置することを意識した時に出現した新しい世界だった。

一つの糸をたぐり寄せるように出会った人たち、
五感で感じた未体験の感触、
九州や四国の秘境の地を旅したインスピレーションが
作風の変化に多大な影響を及ぼした。

心の旅は始まったばかり。
光と闇を知り、それらを糧に変化(へんげ)していく制作活動。
空想や無想の中から生まれる小さな要素、”もろもろこと”を集めて、
ゆっくりと大きく育んでいきたい。

その今だからこそ描ける作品群を見て、ほんのささいでも、何かしらのことを感じてくれたら幸いだ。

WISH




TiTLE:もろもろのこと
FRAME:c-frame

"ヒカリとヤミ"の混沌。
またその境目。
或いは全て逸脱した場所。
虹の光が溶ける、合掌する、経をよむ

突然に噴き上がったイメージを一気に形にした作品。
描き方や色使いもまだまだ実験段階であるが、強い可能性を感じた。
今回の趣旨と不思議なくらいしっくりと重なった。
喜びも悲しみも怒りも、感情はいつも曖昧なもので、
1つではとてもとても小さくて意思のないモノたちの集合体なのではないだろうか。
意思なき意思の色と形を把握することで、より核心に迫った心と出会うことができる。
というようなイメージ。
額装は地元伊豆で、多種多彩な木工作品を手がける吉野 力(よしの ちから)氏によるもの。
個性の強い素材がより一層絵を引き立て、解け合っているようだ。



TiTLE:maktub (マクトゥーブ)
全であり一 無限。
すべては書かれている。



TiTLE:maktub (マクトゥーブ)
全であり一 無限。
それは書かれている。



TiTLE:maktub (マクトゥーブ)
全であり一 無限。
すでに書かれている。


MAKTUBシリーズ3点。
己の尾をくわえた蛇”ウロボロス”は「生と死」「創造と破壊」無限ループの象徴である。
その中心にアラビア語の「マクトゥーブ」を記した。
輪廻の中で生ける魂の行方は全て書かれている。というイメージ。
しかし、
均衡を保つその輪廻から逸脱した世界とは、
さぞかしタカが外れた世界なのだろう。
強い精神力がなければ木っ端みじんだ!
この額は既製品を塗装。